ジョージア中部の歴史文化都市・クタイシの近くに、旧ソ連の時代に作られた温泉療養街・ツカルトゥボがあります。現在はほとんどが廃墟化し、廃墟巡りで人気に。そしてなんと、日帰り入浴できる施設もあります(ちゃんときれい)。
- ツカルトゥボ唯一の日帰り温泉でロシア式の温泉療養を体験
- ツカルトゥボに飲泉スポットも発見!
- 廃墟見学その1 公園の中にあるBathhouse 8
- 廃墟見学その2 最も美しいと言われるサナトリウム・メデア
- サナトリウムを改装した郷土史博物館でツカルトゥボの歴史を学べる
ツカルトゥボ唯一の日帰り温泉でロシア式の温泉療養を体験

ツカルトゥボ唯一の日帰り温泉、Spring 6(6番温泉)はロシア式の壮大な建築が目を引きます。

神殿風の内装は天井が高くて荘厳な雰囲気。でも受付は2つしかありません。
パスポートを提示して料金を支払い奥に進むと、看護師のチェックもあります(名前を確認されただけで、形式的なようです)。

立派な建物に比べると、なんとも質素なユニットバス……。
これがソ連式の温泉療養施設のようで、一人ずつ浴室が分かれています。

浴室の奥は左右につながっていて、看護師さんたちが時間になったら知らせてきます。
温度は37度くらいとかなりぬるく、意外にも足を伸ばしてなお余るくらいの大きなバスタブの側面からはどんどん熱が奪われていく感じがして、20分の入浴を終える頃にはすっかり日中の日差しで身体に溜め込まれた熱がなくなっていました。
不思議とスッキリするこの湯は、ラドンを含むのだそう。手触りや味だけでは特徴をつかみきれませんでしたが、納得のいい湯でした。

着替えスペースはしっかり広く、大きな荷物も置けました。

これは廊下の途中に見えたバリアフリー温泉。

車椅子の人でも入浴できるよう昇降リフトがついていました。
ツカルトゥボの貸切風呂を楽しめる日帰り温泉"Spring 6" 基本情報とアクセス

旧ソ連式の温泉療養施設で貸切温泉に入るならSpring 6はおすすめです。裸で温泉に入れるのも日本人的にはうれしいですね。
ツカルトゥボの日帰り温泉 "Spring 6" の基本情報
| 施設名 | Spring 6 / ბალნეოსერვისი, 6 წყარო |
| 住所 | შპს "წყალტუბოს თერმული წყლები", წყარო №6, წყალტუბო |
| 営業時間 | 9時〜17時 |
| 料金 | 1人25ラリ(約1,300円) |
| Webサイト | http://www.tskaltuboresort.ge/ |
ツカルトゥボはかつては療養客を運ぶ鉄道が通っていましたが、現在は運行されていません。
最寄りの都市・クタイシからマルシュルートカ(乗合タクシー)の利用がおすすめです。
なお、廃墟見学はガイド付きツアーがおすすめだそう(僕はお湯に入れればよかったのでツアーには参加しませんでしたが、かなり広く見どころがたくさんあるのでガイドに案内してもらえたらもっと楽しめたかも!と思いました)。
ツカルトゥボに飲泉スポットも発見!

Spring 6を出て公園を北に歩いていると、何やら変わった形の構造物を発見。

近づいてみると、飲泉スポットでした。30℃くらいの透明のお湯が流れています。
口に含むと微かな甘みがあり、あっさりしています。石の土台には金気がついていたので鉄臭いかと思いきや、クセなく飲みやすい味でした。
廃墟見学その1 公園の中にあるBathhouse 8

Spring 6と同じ公園内にあり、おそらく最も行きやすい廃墟がこちらのBathhouse 8です。
ガラスは割れ、コンクリートの構造だけが残されています。

温泉施設だと言われなければわからないような状態。

ユニークな浴場の形も、温泉施設の跡だとわかりにくい理由です。
一人用の浴槽が円形に並び、おそらく医師か入浴指導者が中央に立って、みんなで療養をしたのだろうと思われます。
一人分の浴槽が並ぶソ連式温泉はこのような形もあったのですね……。
天井から差し込む日差しがコンクリートとタイルの床を照らし、なんとも寂しい雰囲気が漂っていました。
廃墟見学その2 最も美しいと言われるサナトリウム・メデア

続いては、公園の西側にあるサナトリウム・メデアへ。Google Mapでは道が描いてありませんが、まっすぐ道が通っていてすぐ着きました。
療養目的のサナトリウムとは思えない立派な石造りの建物。

山に囲まれて、写真からイメージしていたよりは小さく感じましたが、それでもかなり立派なことには変わりありません。

高い天井のドームの下に、石造りの1階部分が広がります。1階部分も天井が高く、外階段は少々急に感じます。
サナトリウムを改装した郷土史博物館でツカルトゥボの歴史を学べる

サナトリウム・メデアの南東、公園の近くにサナトリウム資料館があるので立ち寄ってみました。
入館料5ラリ(約300円)で、英語を話せるスタッフの解説も受けられる……のですが、かなりロシア語訛りで2割くらいしかわかりませんでした。

サナトリウムの建物を資料館に転用したようで、老朽化しているものの人々の暮らしが垣間見えます。
郷土資料館風で、石器時代の道具やら昔の民具やら、郷土の偉人やらといった展示を一通り見たあと、最後に通されたこれが素晴らしかった。
療養者たちの交流や娯楽の場だったと思われるホールに、療養者たちの写真や、演劇のポスターなどが並べられています。

言葉がわからなくても、これは伝わりますね! 表情も全然違います。
ツカルトゥボ博物館の概要
| 施設名 | ツカルトゥボ郷土史博物館(წყალტუბოს მხარეთმცოდნეობის მუზეუმი) |
| 住所 | ქ. წყალტუბო, შოთა რუსთაველის ქ. 47 |
| 営業時間 | 10時〜18時 |
| 料金 | 5ラリ(約300円) |













































































































